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ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~のmoonのレビュー・感想・評価

4.8
 傾きかけた市民楽団を立て直すために天才指揮者が招聘され・・・という物語だったと思う。天才指揮者カン・マエにキム・ミョンミン、絶対音感を持つ警察官トランぺッターにチャン・グンソク、楽団存続のために翻弄する市役所職員にイ・ジアなど、キャストも豪華。これといったラブラインはなく、楽団員個人の苦悩や人としての繋がりを描いた、当時の韓国ドラマには珍しい内容。ジュニ演じる不良女子高生とイ・スンジェ演じるクラリネット奏者のいびつな触れ合いが、温かくて好きだった。バスを追いかけるシーンは、十数年経った今でも忘れられない。
 キム・ミョンミンの俺様ぶりが、チャン・グンソクの次作「美男ですね」に投影されていたように感じたのは私だけ?
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