千里

マーベル インヒューマンズ シーズン1の千里のレビュー・感想・評価

1.8
2018.2.2から一足早く劇場で1,2話をIMAX上映とのことだったので観賞。1,2話の段階ではまだ何とも言えないが、面白くなりそうな感じはした。ただセット等は他のMCUドラマと比べるとちゃっちく感じたかな...。一足早く別のインヒューマンズたちが登場している「エージェント・オブ・シールド」にも出てきた設定も意識されて作られていたので、今後クロスオーバーがあったら面白そう。




※2018.4.22全8話視聴終了。以下本作が好きな方には不愉快な文章になると思うので注意。



1,2話を劇場で見た時に感じた面白くなりそうという期待は見事に裏切られたという感じ...。MARVELの中でもX-MEN等のミュータントと同じように超能力を持つ一大勢力ということでど派手な超能力バトルが見れるのかと思ったら、能力を使うと危険すぎるブラックボルト、能力が使えないように髪を剃られたメデューサ、策略有り気で活躍の前に姿を消すトリトン、地球に送られたときに負傷して能力が不完全なものになったカルナク等、ほとんど能力を使えない人たちで構成されるインヒューマンズのドラマって誰が求めていたんだろう(クリスタルとロックジョー、ゴーゴンはまだ活躍していたけど)...?

上述したことから戦闘シーンも超能力はあまり使えず、お世辞にも絶賛出来ないアクションのしょぼさ、スケールが大きかったはずが小さなセット感漂うアティラン、地球圏での戦いもほとんどが森の中と残念極まりない。

肝心のストーリーもあまりにも文化の違う彼らと地球人の関わりもそこまで掘り下げられたように思えず、見方側にも敵側にも全然共感出来ないドラマだった。それでも中盤辺りまでは見方側のカルナクと地球人の女性のやりとりには共感出来ていたし、敵側のマクシマスにも同情の余地があったが、終盤まで見るともうやっぱりダメだこいつらって...。

色々と謎が残ってはいるが、本作はシーズン1で打ち切りとのこと。まぁこのドラマが打ち切りになるのは凄く納得。本作がMCUの一作品になってしまったことで、インヒューマンズというMARVELの一大勢力がもう今後出られないのが残念でならない。本作をなかったことにしてもいいので、本来やる予定だった通り映画でいつかやってほしい。
千里

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