芹沢由紀子

ファンタスティックカップルの芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

ファンタスティックカップル(2006年製作のドラマ)
4.5
自分の中でいまだにこれを上回るラブコメが更新されない。
ゴールディン・ホーン、カート・ラッセルの名作「潮風のいたずら」のリメイク。
ヒットメーカーの脚本家の姉妹が、よくぞここまでシリーズとしてテンションを保ったまま突っ走って書いてくれました!って感謝しかない。
マニアの間では、「ファンカ」って訳されてるらしい。

主演の二人の役者もさることながら、コッスンやプリンセス(犬と猫)、3人の子役。ジミーとその秘書、カンジャ(自閉症?)にいたるまで、キャラクターに一切のぬかりがない。いちいち笑えるドラマや泣ける設定がちりばめられている。
時計や電気毛布、ゴキブリ、灯台、バス停など小物の使い方やエピソードも素晴らしい。
ど性格の悪い大富豪の女が、記憶を失ってもなお性格ブスに変わりはないのに、彼女が恋を意識しだしたら、とんでもなくかわいく見えてくるマジック!
チャン・チョルスと、弟がいちいち筋肉美を見せつけるのも楽しい。
DVDを買ったので、何度も鑑賞していますが、何度見ても子供との別れやラストの方のジャジャ麺のシーンでは毎度ボロボロ泣いてしまいます。

私はこのドラマのせいで、韓流に興味を持ち、マッコリを飲むように。当然ジャジャ麺も。罪深いドラマです。
芹沢由紀子

芹沢由紀子