運勢については本当によく考える
私はある日まで自分は相当ツイていない星の下に生まれたと思っていた
なんならそう思うことで救われていた時もあった
まぁそういう運命なのだから諦めようと
しかしある日友人から「あなたはツイているタイプの人だ、だって…」と理由までつけて私が運が良い方であると言われたのだ
正直とても衝撃的だった
理由付きだったのでいくつか「確かに」と思うシーンもあり今までの固定概念が覆された気持ちだった
それからというもの運について考えることが増えた
今までは諦めていた自分の人生における運についてもっと前向きに捉えても良いんだ、今まで諦めていた幸せも掴めることもあるかもしれないと喜んだ
そんなことがあったある日、私が客観的にみてとてもツイているなと思う人が「私はツイていると思う。ツイている人ってずっとツイているし、そうでない人は可哀想だけどずっとツイていない」と言っていた
私はその人の人間性があまり好きではないが、その人の人生をみていると悔しいがそう思わせた人生だったのだろうと思ったし、そう確信して疑わない人に運はまわってくるのだとも思った
しかし私はそれからの人生を生きていくうえでやはり「ツイてないなぁ」と思うこともそれなりにあった
その度に呪いの様に運について考えてしまった
過去自分は運が悪いタイプの人間だと思っていた原因のあれこれや友人に言われたこと、嫌いなあの人の発言
最終的に運が良いも悪いも自分のせいであって、運などというものは最初からあまりなく(多少あるとは思うけど)自分が良い方向にいけるように日頃から努力していくしかないという結論に落ち着いた
今回でいう「やるべきことをやる」だ
そうやって私は生きてきた
肩の凝る人生だ
結局ダー子みたいな「この世で私がいちばんツイてるんだから！」ってヤツが全部もっていっちゃいがちだよね
その度にささやかな幸せに気づいて生きていこうと心に決めるのである
