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ミス・シャーロック/Miss Sherlockのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.6
外科医師の橘和都(貫地谷しほり)は、医療ボランティア先のシリアから帰国した日に、かつての恩師が目の前で衝撃的な死を迎える事件に遭遇する。その事件の捜査中に一人の女性と出会う。名前はシャーロック(竹内結子)。彼女は、警視庁捜査一課の礼紋警部(滝藤賢一)、柴田巡査部長(中村倫也)も手を焼く難解な事件を、天才的な洞察力を以って解決に導く捜査コンサルタントだった。その傍若無人な物言いに抵抗を感じながらも、和都はシャーロックの人並み外れた推理力に心から感服する。2人は奇妙な共同生活を始め、コンビとして事件の捜査に関わるようになっていくが―! ?
ケーブルテレビ局HBOとHuluが組んで制作したオリジナルドラマ。
腹部などに爆弾を仕掛け殺害する猟奇的殺人事件「デビルズ・フット」、製薬会社のヘッドハンターにまつわる事件、ある母親が取り憑かれた吸血鬼の呪いにまつわる事件、結婚式から失踪した花嫁の事件など、コナン・ドイルの原作から「悪魔の足」「サセックスの吸血鬼」など現代日本を舞台にアレンジしやすいエピソードを厳選した難事件に、天才的な頭脳で解決していくミス・シャーロックの謎解きと活躍が毎回スリリングでハラハラドキドキ。
クールでツンデレなミス・シャーロックがかっこよくてはまっている竹内結子の魅力が、抜きん出ている。ただミス・シャーロックと和都が、ちゃんと事件解決を支え合う相棒関係でなかったり、友情が芽生えていく過程が雑なのが残念だが、今回のモリアーティに匹敵するラスボスが自説の「犯罪誘導理論」を実証するために様々な人間を操り犯罪を犯すというのが、現代的で謎解きにしか興味ないミス・シャーロックとコインの裏表という感じでユニーク。
現代版ホームズのカンバーバッチ版に匹敵する面白さのサスペンスミステリードラマ。