Monica

ミス・シャーロック/Miss SherlockのMonicaのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本家のイギリス版シャーロックに対する理解が全く感じられない作品だった。表面だけを掬い、日本版にしただけ。第一話目の冒頭から、余計な会話とエピソードで視聴者を飽きさせる。その割に、ワトと同居する様になった、友達だと認識するに至ったという大事な経緯は省かれている。登場人物のキャラ設定が甘く、魅力的で無い。ワトは医師にも関わらず、医師としての所見は一度しか示さず、後はひたすらシャーロックの足手まといになっている。日本特有の探偵のアシスタントの女性はうるさく、感情的なだけで、何もしないというパターンが踏襲されていて、ひたすらイライラする。設定が甘いし、きちんとした調べをせずに作られているのか、基本的な心理学の知識を医者であるワトが知らなかったり、最後の催眠が切れるところも理解し難い。滝藤賢一は良い俳優にも関わらず、全く個性が生かされていないし、中村倫也ものファンもこれではガッカリだろうと思った。シャーロックの特徴に関しても、紅茶を珈琲に変えるだけで無く、もう少し日本を生かした設定にした方が海外にアピール出来たと思う。あと、写真家の登場で誰がモリアーティかは想像しやすかった。ゲストで良い俳優もたくさんさんがしていただけに、残念。
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