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TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ <セカンド・シーズン>のtenのレビュー・感想・評価

2.5
なんかテンポ悪いけど面白くなるならと期待しながら観てたら終わってた。ギャングが渋くて良かったし、もう少し演出と脚本頑張れば面白かったと思う。実はそんなに複雑な話じゃないのに難しく感じるのは演出が下手だからだよなあ。
全キャラクターの過去や状況が濃すぎてしつこい割にはあまり魅力的に仕上がっていないし、群像劇なのに全然点と線絡まなさすぎ。そんでもって絡まる線も細くて弱い。関係なく個々に点在すると思っていた事象が最後に絡まっていくのが群像劇の目玉なのにな。

あと刑事3人しっかり絡むなら絡むでいいけど、人間関係中途半端。絆薄すぎて全然熱くないんだ。1人が命懸けで戦ってるところに突然別場面で始まるラブシーンも何のためかと問いたい。あんたら脈合ったの!?しかも脅される要因それかよ…もっと熱い理由なかったんか。普通くらいの感想だったけど、7話は興醒めに興醒め重ねられてもうフォローできなくなっちゃった。最終話は悪くなかったかもしれないけど、賛否わかれそう。
孤立していく可哀想なギャングの様子だけは楽しめる。ヴィンス・ヴォーンかっこいい。

「記憶はあんたを見てる。あんたが忘れても記憶は覚えてる。振り向けばいる、見つめている」
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