りゅうちゃん

石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~のりゅうちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

非常に面白かった。数日で一気観。
外務省の外交機密費の官邸への上納を追いかける捜査2課の刑事たち。規模が大き過ぎる話だが、佐藤浩市や江口洋介の立ち振る舞い、その上司である萩原聖人の組織の中での苦悩など非常に面白かった。北村一輝も良かった…。なんとか頑張って官邸まで切り込むかと思いきや、そこに至らない大きな壁。最後の最後で北村一輝が裁判で横領した金額(9億なのに5億で済まそうとしていた)、上納の存在を言わなかった事。出所後に「腐っても外務省職員ですから」の一言に全てがこもっていた。エンディング手前の矢倉が「サンズイを上げた」報告に後陣が育って頑張ってくれている事を悟った佐藤浩市の顔が堪らない。面白いドラマだった。