助けてくれた人
大手建設会社に勤めるドンフンと傷心した派遣社員の交流を描く
パッケージからは想像できないほどゴリゴリの社会派ドラマです。
社内での派閥争い、権力競争、策略、謀略
昼ドラばりのドロドロな人間関係に不倫
好転しない人生
最終話辺りまで平穏は全く訪れない、見ていて辛い作品ではあるが、死んだような人生を歩んできた2人の邂逅が、厳しい冬の寒さの中に仄かな暖かさを残す。
「ありがとう」
「ファイティン!」
何気ない普通の言葉が、今作では一層輝きを放つ。盗聴で2人の心が繋がるっていうのが皮肉めいていて最高である。
サンフン、ギフンの兄弟や抜けた演技が最高のユラがいなかったら、早い段階で今作をリタイヤしていただろう。彼らのコメディリリーフっぷりに主人公同様救われた。
というか、梨泰院クラスのオ・スア役で一躍時の人となったクォン・ナラが出演している時点で今作の勝利は確定しているようなものだ。
という冗談はさておき、、
人間関係がとことん嫌いになって、でも最後にその暖かさに触れられて…ああ、家族ってイイなぁと思えるホームドラマだった。ドンフンの言葉一つ一つが綺麗事じゃないからジアンの心に響いたんだろう
このドラマを一言で表すなら、肌寒い日の朝に外で飲むホット缶コーヒーだ。
作中でギフンがユラに奢ってあげたあのコーヒーの様に