原作者が佐々木譲ということで、このドラマの原作は未読ですが、気になって見ました。
なぜ、彼女は行方不明になり、しかも偽名だったのか。なぜ、逮捕されたのか。なぜ、殺された老人とのことを証言しないのか。なぜ、家事代行をやるようになったのか。
警察内部の力関係とかマスコミの対応 国家組織や世間を誘導するマスコミに対して弱者である孤独な年増の女性を永作博美が化粧っ気もなく目尻の皺も隠さない地味な家事代行役が見事ですし、
純粋でまっすぐな眼と行動が時に人の心を動かし、悪くは威圧的になってしまう青年役の市原隼人。そして正義感より目先の仕事が欲しい弁護士が徐々に女性の弁護をしていく内に情熱を傾けて一生懸命になる姿がいいある意味陰の主役の田中哲司
見終わると、そうだよねとなりますが、そこに至る過程のもどかしさがいいドラマです。
改めて原作を読めば細かいところも分かるかもと思いました。
