私の中で不朽の名作ドラマです。
一作目が放送されていた頃、風邪で弱っていて、寝ながらこれを見たら泣いてしまった。その後、再放送でも涙ぐんだのを覚えてます。
主演のふたりが本当に純粋に描かれてて、この作品以降、自分にとって特別な存在になった。それは今でも変わらない。
映像作品で泣くことが滅多にないので、妙に心に残っているのかもしれない。
いま見返すととてもノスタルジックに感じるので、固定電話とFAXしか通信手段のない時代を懐かしむような思いもあるかもしれない。
最終章の最後でやっと携帯メールでのやりとりが描かれるけど、それはこのドラマ最大の見どころ「悲しいすれ違い」が打ち砕かれた瞬間だった。
実際には、LINEがあっても人の心は容易くすれ違うんだけど、このドラマにおいては個々でメール連絡できるという環境は革命的だった。そう考えると、「潮時」が来て終わった物語なんだと思う。
何にしても、自分にとっては感慨深い作品です。切ない物語ですが、主演のふたりがお嫌いでなければ第一章だけでも、ぜひ一度ご覧いただきたいオススメのドラマです。