松原慶太

僕だけがいない街の松原慶太のレビュー・感想・評価

僕だけがいない街(2017年製作のドラマ)
4.0
映画版、アニメ版と比較して鑑賞。

原作に準拠しつつ、ストーリーも(映画版に感じたような)矛盾がなく、伏線もキッチリと回収。配役もみごとでした。子役がイメージどおり。脇の大人たちも上手い。

実写ならではの映像の質感・空気感がここちよく、画的にいえば、街並みの俯瞰図がいい。この作品のテーマのひとつは、タイトルにもあるように「街」なので、かなりこだわったのではないか。北海道の工場のある風景、西船橋の空撮、ともにすばらしい。

ただ、ところどころ話のトーンとテンポが重く感じる箇所があった。

とはいえ、全体的に過去最高の映像化だったと思う。
松原慶太

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