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そして誰もいなくなった(2017年製作のドラマ)
4.8
 八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。その孤島に立つ『自然の島ホテル』のオーナー・七尾審によって10人の男女が島に呼び寄せられる。
 七尾からの招待状を受け取りやってきたのは元水泳選手の白峰涼(仲間由紀恵)、元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)、元国会議員・門殿宣明(津川雅彦)、救急センター医師・神波江利香(余貴美子)、元傭兵・ケン石動(柳葉敏郎)、元女優・星空綾子(大地真央)、ミステリー作家・五明卓(向井理)、元刑事の久間部堅吉(國村隼)の8人。島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。
 これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか―期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。
 それぞれの胸の内に去来する過去の出来事…。10人が互いの過去を探り合う中、突然招待客のひとりが目の前で殺害される! そしてそれをきっかけとするように、ひとり、またひとりと招待客が殺されていき…?
そして招待客たちが島に渡ってから数日後。事件の報を受けた警視庁捜査一課の警部・相国寺竜也(沢村一樹)と八丈島東署捜査課の警部補・多々良伴平(荒川良々)が兵隊島へと向かう。大きな“密室”となっていた兵隊島で発見された10体の他殺体――果たして犯人は誰なのか? そして10人は何のために集められ、殺されなくてはならなかったのか?
 かつてない大きな謎に、天才的な観察眼を持つ刑事が迫る…!!
アガサ・クリスティの同名ミステリー小説をドラマ化。
孤島でのミステリーツアーに招待された客が、招待主にそれぞれの後ろ暗い過去を暴かれ、島に伝わる「十人の兵隊さん」なる数え歌に見立てて殺害されていく中で、招待客同士が疑心暗鬼になり謎解きしようとするスリリングなサスペンス、相国寺刑事が優れた観察力などで殺人事件の謎解きしていく事件解決編の伏線が解きほぐされていく緻密な謎解きや驚愕の真相は、渡瀬恒彦や津川雅彦や仲間由紀恵など演技派俳優のアンサンブルもあり、説得力がある。
アガサ・クリスティのミステリー小説を日本でドラマ化していくシリーズ化も納得のミステリードラマ。
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