ねむ

火花のねむのレビュー・感想・評価

火花(2016年製作のドラマ)
4.5
原作読んだきり。
映画もドラマも観てなかった、なんとなく。

神谷と徳永みたいに、他人から見たらなんでそんな突拍子もないこと真剣に話すん?みたいな会話が幾らでも楽しい人、稀におるよね。
恋じゃないんだけど、稲妻のように出会って明らか自分の何か大切なものの強固な鍵を開けるようなそういう人。

二人みたいな子どもが自分の胸の中にいて、体育座りしながら一緒にこの作品を観ている感じ。
まだ途中。水面下で足掻く人に届く何かをみている気がする。

原作にないエピソードが結構差し込んであるのに全部活きてるように思った。
これ、映画と見比べたらどうなるんだろう??
キャスティングはドラマの方がしっくりめかも。

追記 7 8 9話観た。
ビタッと憧れてた人がなんか違うとこ出て来て、それは相手の何かが変わったのか、自分の何かが変わったのかわからない。
芸事にしても、人間にしても、理想や型が必ず頭のなかにあって、うまくはまらない。こちらが柔軟になることが正しいのか、独りになっても守り抜くのか。

出したい結果に辿り着くのに、自分の道が歩けない。
インコの漫才あんなに面白かったのに、最後聞いてもやっぱり面白いのになんで泣くんだ私。

色んな時間と場所で、いつの間にか迷子の気持ち。
大切にしようとすると、その反対側で大切に出来ないことが生まれてるこの感じ。

10話観た。
ローグワンみたいだった途中。
漫才で号泣。
粘るのも諦めるのも地獄みたいな気持ち。
進むことも選ぶことも全く別の道を行くようでいて、同じように苦しい。

神谷が徳永に語ることは自分自身に向けても語りかけているように思えた。

相手がどんな状態の時であれ、時に呆れながら激怒しながら泣きながらもその存在を見捨てることがない。繋がったまま続いていく。
これって存外、愛の形ではなかろうか。