あきっこ

監察医朝顔のあきっこのレビュー・感想・評価

監察医朝顔(2019年製作のドラマ)
3.6
万木家のヒューマンドラマとしては星5に近いくらい良かった。月9の主人公の過去として震災をここまでハッキリと描くのはかなりの挑戦だったと思うけど、そのショッキングな光景が、対照的にゆったりとした日常風景の積み重ねを際立たせてた。今日の夕飯はどうしようとか、娘に何の服を着せようかとか、ストーリー上はなくても全然困らないやりとりが万木家にリアリティをもたらしてた。
一方で、監察医パートは正直すっきりした回がほとんどなかった。当初の宣伝文句から抱いたイメージ(父と娘で事件解決、みたいな)と内容のギャップはなかなか埋まらなかったし、いやいやそこの話もっと聞きたいんですけど!?と思ったまま消化不良で日常パートへ…みたいなことがよくあった。
でも、何の場面であろうと役者陣の演技は本当に素晴らしくて、個人的に不満の多い監察医パートでも彼らの仕事への覚悟やご遺体への想いは痛いほど伝わってきた。特に印象に残ってるのが朝顔の講義。上野樹里が演技をしているのか、本当に泣いてるのか、分からなくなるくらいだった。そして茶子先生の安心感!失礼な話だけど山口智子の演技=なんか古いみたいなイメージを持ってたんで、このドラマで一気に好きになった。