のりまき

刑事モース ~オックスフォード事件簿~ シーズン2ののりまきのレビュー・感想・評価

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『亡霊の夜想曲』博物館で男が喉を切られた殺人事件が100年前の未解決事件と関連があることがわかる。もうここら辺からスケールが違う。その現場が今は女子寄宿学校になっているとか、そこにインド系の少女かいるとか、幽霊が出るとか、どんだけぶっこんでくるんですか?小道具使いも楽しく、英国ミステリーらしい一編。

『黒の絞殺魔』浮気をしていた女の連続絞殺殺人。得物はフランス製の高級ストッキング。冒頭からみなの襟元の赤い花が目を引く。英霊記念日のための赤いポピー。署長から「ガイフォークスが近いから面倒はごめん」の発言も。ロンドンの秋。路面画家。チョーク。走り回るバイクと花火。サーズディの戦中のロマンスも。切ない。

『腐った林檎』虐待を受けて家出する子供から始まっての州警察の腐敗が暴かれるアクションもありの壮大な話。『スリーパーズ 』に似たシリアスな話。描き方はこちらの方が上手い。ストレンジくんが活躍。そしてまさかのラスト。
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