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ボイス 110緊急指令室のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ボイス 110緊急指令室(2019年製作のドラマ)
4.6
警察の緊急指令室内に新設された操作ユニット「ECU」。110番の通報からの対応時間によって被害者の生死が分かれてしまうため、3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙することが彼らの使命。
樋口彰吾(唐沢寿明)は、3年前に妻を撲殺されて以来、酒に溺れる日々を過ごしていました。ある日、新設されたECUに召集されますが、その室長は、妻の殺人事件で通報を受け裁判で容疑者に有利な証言をした橘ひかり(真木よう子)だと知り、チームへの参加を拒む。だが新たな事件が起こり、樋口はしぶしぶ橘の指示を受け事件への解決に乗り出す。
韓国のサスペンスドラマ「ボイス」をリメイク。
樋口の妻と橘の父親を殺害した顎を鳴らす癖のある連続殺人鬼を樋口刑事と橘刑事が追うのがメインのストーリーで、樋口と橘刑事が所属するエマージェンシー・コール・ユニットが「通報から10分以内に事件を解決する」べく様々な通報を受けて通報者から様々な情報を探り殺害動画を撮る殺人鬼などを追いつめるタイムリミットサスペンスと、壮絶なアクションの連続を組み合わせて描いている。
最初は妻を殺害した被疑者を庇うかのような裁判の証言をした橘刑事に反感を抱いていたけど、橘刑事の事情や超感覚聴力を知り、橘刑事と協力して事件を解決していく中で強い信頼関係を結ぶ樋口刑事と橘刑事のバディ関係が、ユニーク。
体を張ったアクションを披露したり殺人鬼に対する憎悪に刑事としての理性を失いそうになる苦悩を演じ切った唐沢寿明、超感覚聴力を発揮して通報から様々な情報を探り捜査に役立てる橘刑事をクールに演じた真木よう子、クレイジーな殺人鬼を怪演した伊勢谷友介の熱演が光っていた。
ただ実質的には、唐沢寿明と真木よう子だけで捜査してるので、エマージェンシー・コール・ユニットがチームでお互いの技能を生かして捜査するチームものの続編を見たくなったタイムリミットサスペンスアクションドラマ。
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