2019年7月-9月期で1番面白かった!
夜中に再放送でやっていたのを妻と観ていて、面白いねー、あ、脚本が森下さんなんだー、これは観なきゃと、観始めて、すぐにハマった。
やっぱり森下佳子さんの脚本は面白い。
森下さんが脚本をやった朝ドラの『ごちそうさん』は、朝ドラの中でベスト5に入るぐらい好きな作品。
話を戻す。
自分の周りでは観てる人はいない。「あな番」の話をばかり、世間でも「あな番」が面白いと騒がれてますが、
まあ、「あな番」を観てないからねー!「3年A組」を観ていた流れから観そうだっけど、何となくパッと見面倒臭そうと思って敬遠し、今はかなり後悔してる。
でも、多分今後も観ない!
「おっさんずラブ」も多分観ない!
同じ理由で観ない!
多分、、、
ホントは観たい、、、
また、話を戻す。
NHKの「よるドラ」枠で放映された第3弾。「ゾンビ」「腐女子」の次は「地下アイドル×女オタ」という、この枠のエッジの利かせ方は好き。
Instagramでイイねをもらうことで承認欲求を満たしていた今時OLが、婚約者にふられたことで、ひょんなことから地下アイドルのライブに行って、歌もダンスもダメなアイドルに自分を投影して応援していく話。
「好きなものが好きと言えるっていいね!
」
まったくスカスカなOLだった愛が、アイドルに応援にのめりこんでいくことでどんどん生活が気持ちが満たされていく!
始めは地下アイドルが好きなことに胸を張れない、Instagramにアイドルとの写真をアップ出来ない、同僚の女子たちの目を物凄く気にしてしまう、など生き辛さを感じつつも、その壁も突き抜け、この言葉を笑顔で言う。
「好きなものを好きって言えるっていいね!」
愛が、人目を憚らず、自分を守るために着ていたパーカーを脱いで、アイドルからプレゼントされたガチオタ感満載のTシャツ姿になるところはこのドラマの屈指の名場面!その美しさに涙が溢れる。
「桐島」とか「愛がなんだ」とかにも通じる、とても普遍的な話。
その他、
愛が警察の取り調べ受けているところから物語が始まって、回想していくという、「ユーズアルサスペクツ」的なサスペンス要素も面白いし、
オタたちが自分の推しを応援する理由も彼女たちに接する姿勢も一様ではなく、少しずつ違うこも面白い!
劇中のアイドルのミュージックビデオを作ったりとか、細部までよく出来てる。新曲出たら、おお!って感じに観てる人もなったし、最終回で新曲出すとか、サラッと作ってない感じも凄い!
映像の妙技もこのドラマの面白さだけど、うまく表現出来ないので割愛!
1月にブルーレイボックス出るから、出たら買うな。
※予告通りブルーレイ買ったので記念して?追記
第5話で花梨ちゃんが歌ってるフジファブリック『タイムマシン』が改めて考えると凄い心に染みる。
今後の展開の不安は感じさせるものであり
昔よりは上手くいってるものの、何かが少しずつおかしくなりつつあるのと、
今思えば失敗続きだったあの頃の方がホントは良かったんじゃないか、でも戻れるわけじゃないけど、、、
でも、大きな声で誰かに届くように歌うしかないんだよね、今できることをやるしかないんだよね、、
5人の状況と
ハナと愛の変わりつつある関係性と
何重にも掛かってくる。
そして、元々その歌を歌ってた人間がもういない、その人への想いも感じで、とても染みる。