なっこ

三つ色のファンタジー 恋する指輪のなっこのレビュー・感想・評価

3.1
とてもかわいらしいお話。

気になる相手にその指輪をはめてもらえば、自分の姿形がその人の理想の姿に見えるようになるという魔法の指輪。そんなものがあったなら…うん、ドラえもんとかでもありそうな道具、でも、結局はうまくいかなくて「ドラえも〜ん」ってのび太くんなら泣きつくパターンよね。結局ヒロインもしばらくは好きな人とも付き合えて幸せだけど、彼の想い人は実は親友だったと気が付いてしまう。そこからの展開は、ちょっと声の出ない人魚姫のような切なさで胸が痛くなった。

全力で恋するヒロインが彼を見つめる眼差しはすごく可愛くて魅力的でほのぼのする。相手役の彼も笑顔がキュートで素敵。竹内涼真に似てる気がした。ふたりとも恋をしている時の瞳のキラキラ感があってより素敵に見えた。学生時代にこんな風に恋するって理想的。

自分の容姿に自信がないヒロインだけど、彼女のもってる根っからの正義感や考え方はとても素敵。彼の方は、美的センスを好きになる相手の容姿にも求めてしまうのはちょっと残念なのかな、キレイってことにこだわり過ぎるのもちょっとね、でも、大抵の女子の方だってイケメンに目がないし人のことは言えないか。そんな彼が変わっていく過程も興味深いし最終回のヒロインを焚きつけたセリフも良かった。結局のところ、出会うタイミングでも理想の容姿でもなく、お互いを思い合って、積み重ねた時間をちゃんと大事に出来る(話した内容をちゃんと覚えていたり、相手の体調や心情を思いやったり)かってとこが、恋人でいられる時間をより良いものにする。そういうことなのだと思った。大事なのは思いやりだね。