荒川

サ道の荒川のネタバレレビュー・内容・結末

サ道(2019年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

サウナの知識0で観始めましたが、本当に毎週楽しかった!
なんだか不思議な視聴感覚で、サウナの構造や入り方の所作、それを興味深く固唾を飲んでじっと観てしまう回もあれば、ヒーリングミュージックや流行りのASMR動画のように観流すような態度をとってしまう回もありました。
途中の回で「サウナのおじさん、暑苦しさのイメージを変えたい」というような台詞がありましたが、ドラマもそうならないように丁寧に清潔さや清涼感を重視した撮り方で少なくとも、私の中のサウナのイメージはまるで変わりました。

最終回の「整わない」問題、これも私は好きなまとめ方でした。この小さな「リセット感」「気持ちが転換したような感覚」って、たまになら良いのですけど、やりすぎるとその中毒になるような気が確かにします。存在しない「整い」を具現化してしまう。存在しない物を求めてしまうと、募るのは焦燥感と空虚感です。
サウナだけではなく、生きる人間、個々にある「リフレッシュ」を自分の中で強大な物にしては、「リフレッシュ」そのものが出来なくなる。軽いドラマですが、強く心に刻みたいメッセージでした。

1話をみて、こういう癒しドラマに必要な愛しいキャラクターや楽しい仕掛けがたくさんあって、作り手がこの一見ゆるいドラマの作り方をきちんと知っているのだな、と確認が出来てからは、安心して身を委ねるように毎週観れました!
楽しい時間を本当にありがとうと言いたいです。