山岡

レジェンド・オブ・トゥモロー<サード・シーズン>の山岡のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アマヤの故郷であるザンベジの6つのトーテムと悪魔マラス、そして復活したダミアン・ダークの親子関係を描いたシーズン。

新キャラとして、アマヤの子孫クアサ、未来人ザリ、リップが設立した時間管理局のエヴァが登場するほか、コンスタンティンもゲストキャラとして度々登場して賑やかなのは良い。実際、見応えのあるエピソードがかなり揃っているが、シーズン全体として見ると話がとっ散らかって何をしているのかが全く分からないのが残念なところ。シーズン初期では、これまでのレジェンドの活躍により生じてしまったアナクロニズムの修復と時間管理局との闘争がメインの話だったのに、途中からどちらもどうでもよくなってしまっている…エヴァがクローンなのはマラスやトーテムと何か関係があるのかと思いきや、本筋とは何の関係もなかったり、EP17でアマヤが超禁断の重大な歴史改変を行いながら、何も咎められなかったり…とにかく色々要素を詰め込み過ぎて本筋のストーリーは全く楽しめなかった。

個人的なベストは、おしゃべり人形ビーボがヴァイキングの神に祭り上げられるEP9。時間の歪みによって生じるバカバカしいギャグはいかにもレジェンドらしい。ダークとレイが協力するブラックコメディ色が強い異色回EP13も見もの。

次シーズンへ向けてのクリフハンガーも非常に弱い…なんとも微妙なシーズン3だった。
山岡

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