このレビューはネタバレを含みます
「ARROW／アロー」より始まるシリーズ「アローバース」の一つである「レジェンド・オブ・トゥモロー」のシーズン2。細かいところを気にしなければ1話1話は悪くないのだけど、ラストの展開が個人的に気に入らなかったのと、それを含めずとも前シーズンに比べると大分面白さは落ちた印象...。
シーズン1の魅力は、アローやフラッシュでサブヒーローやヴィランだったそれぞれ我の強いキャラクターたちが、時間軸を守るために色んな時代を旅しながら各々成長し、チームとして結束していくところだった。しかしシーズン2ではもうチームとしてほとんど完成されてしまった為その部分に面白味はなく、しかも前シーズンの魅力の一つでもあったキャプテン・ハンター(前半出てこない)とキャプテン・コールド(もう死んでいるし出てきても敵としてだし)がいないというのも影響していたかなと。ネイトやアマヤという新キャラも勿論魅力はあったが、やはりこの2つの要素が無かったのは痛く、個人的には前シーズンの方が圧倒的に面白く感じた。
今回の敵にしても、アローやフラッシュでメインヴィランとして活躍していた頃の彼らの方が圧倒的に狡猾で緊迫感があったし、何より殺せる場面で殺さない辺りが特に緊迫感に欠けていて残念だった。前シーズンのサヴェッジの方が実際に何度もホークマントホークガールを殺していたこともあり、緊迫感があったなと。あと個人的に今回のリージョンの特に印象に残っているのがお笑い担当部分というのも残念ではあるかな...笑
ラストの気に入らない展開というのは、これまで我々視聴者と一緒の時間を旅してきた彼らをあっさり殺して過去の彼らに今後を託すという部分。個人的にこういうキャラの扱い方は好きじゃないので本当に残念だった。ミックはフィーチャーされてはいたけど、結局アマヤ以外には今シーズンでは仲間として受け入れられているシーンもないまま終わってしまったところも可哀相。。
