中産階級ぶたくんを舐めるな

レジェンド・オブ・トゥモロー<セカンド・シーズン>の中産階級ぶたくんを舐めるなのレビュー・感想・評価

4.1
【アメリカ版仮面ライダー電王】
かつ【特攻野郎バックトゥザフューチャー】

前シーズンで時の運行を管理する組織を壊滅させてからはヒーローチームが時を旅することに。
再結成したチームが仲良しおじさん3人組と色んな所で戦います。
他のドラマと比べて良く言えば荒唐無稽、悪く言えばバカバカしい屁理屈のような設定を重ねてストーリーが展開します。
敵も味方も用意周到さが足りないので相当ミスをします。(この下りが観ていて苦痛でした。)

ただこの荒唐無稽さが基本ポジティブに働く作品なんです!
スターウォーズを作る前のジョージルーカスに監督を辞めないよう説得したり、原爆をナチスの手に渡らせないようにアインシュタインを誘拐したり、円卓の騎士ったり、アルカポネったり、半分冗談の
『世界史ヒーロードラマ』なんです!!(時代考証がおざなりなのはご愛嬌。。日本の江戸時代は日本人がとても見れたもんじゃないですよ。。まぁ、ドラマ予算なので温かい目が必要。そう、キュウレンジャーの終盤のように。)

これといった特殊能力を持ったヒーローがいないのも欠点で
①リーダーは似非くノ一の暗殺者:サラ
②メンバーは初代アントマンもとい:アトム
③元タイムトラベラー:リップハンター
④仮面ライダーW:ファイアストーム
⑤硬い:シチズンスティール
⑥動物が好きな超エロいお姉さん:アマヤ
⑦今シーズンのキーマンの放火魔:ミックローリー

とても地味です。。なので能力を活かしたストーリー設計はされず、基本ゲストキャラ(もしくはニュートラル立ち位置のミック)によって話が進むので、キャラを掘り下げることにより生まれる面白さが前シーズンと比べて無かったです。。(名シーンと呼べるのも大体funny momentsだし)

安易な恋仲になったり、敵側も設定ありきの行動しか起こさずCPUみたいで。。。結末もアッサリ、現代に恐竜が溢れているクリフハンガーで引っ張るのも少し残念でした。