★ 「もう恋なんてしない」なんて言わない
と思うけど言いたくなる日も来る
なんて言いたくないよ、やっぱり
普通に面白かったじゃんね。
って普通って何だにか?
って普通って形容詞だにか?
って普通じゃ分かりづらいじゃんね。
って言いたくなるけれど、それが感想なら仕方ないじゃんね。って豊橋弁はこれで合っているだにか?だにか?
どちらにしろ、B級感満載のエロコメ。
それは変わらないわけで。
それを許容できれば楽しめるわけで。
それは妥協とか堕落とかではないわけで。
自分の器がデカくなった証拠なわけで。
デカいと言えば榎本先輩。
本作は彼の恋物語。
いつの時代も思春期は酸味。悲恋は第三者に甘味。演じた深水元基さんは当時30代。マジすか。半端ねえ。それで高校生役とは深夜発ドラマは何でもアリのバーリトゥード。
そして、今回のヒロインは小島梨里杏さん。
いわゆるひとつのトッキュウジャー3号。
でも、本作は日曜朝とは違うノリ。
アハンでウフンな演技も必須。
なかなか大変、なかなか改変…でもでもでもでも、かなりの健闘。アハハでウフフなアバンチュール。
特に人を見下した表情は見事な限り。
正直なところ、ヒロイン的な立ち位置よりも、脇に回って“野暮ったさ”を前面に出したほうが輝く女優さんかも、なんて少しは真面目にsay yeah。ちなみに、今年の5月には所属事務所を変えたとのことで、これからの活躍を祈念しております。
まあ、そんなわけで。
何だかんだと言っても嫌いになれない世界観。
積極果敢に頭を空っぽにしたいときにオススメです。いえー。
最後に余談として。
原作とドラマは全く別物と耳にしました。能天気なエロコメで終わらずに鬱な展開が待ち受けているとか。確かに連載していたのはヤングマガジン。あの雑誌は歪んだ価値観(特に暴力に対して)を持った作品が多い気がして…何となく納得なのです。