ぐる

令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fearのぐるのレビュー・感想・評価

5.0
独特な色調や、陰翳の具合、そしてグロさえも美に変える演出が見事。時代劇でありながらもホラー作品であるという二重性が存分に活かされていて見入ってしまった。

上白石萌音さんのお露と七之助さんの新三郎、これぞ盲目な恋の行き着く果てで、おそろしくもいとおしい。新三郎の召使夫婦が悪事を重ねてゆくさまがブラックユーモアたっぷりの、落語らしい人物造形でシリーズ全体のいい下味。そして大悪党役・尾野真知子と柄本佑コンビの色っぽく、情の濃やかな演技が本当に素晴らしい。最後の孝助の表情がまたいい。