LoveWooJu

ある春の夜にのLoveWooJuのレビュー・感想・評価

ある春の夜に(2019年製作のドラマ)
3.0
チョン・ヘインくん見たさに頑張って最後までみました。皆さんの評価が高いのですね。
チョン・ヘインくんはとても爽やかで、演技も良かったです。雰囲気は同じスタッフ出演者なので「よくおごってくれる綺麗なお姉さん(パンヌナ)」が好きな方なら楽しめるかと思います。私はいくつか気になるところがありました。

まず、パンヌナのソン・イェジンさんが素晴らしく表情豊かで技量の高い女優さんだったので、どうしても彼女と比べるとハン・ジミンさんの、特に最初の方の表情の乏しい演技に、この芯の強くて知的なイ・ジョンインという女性を魅力的に見せられてなかったと感じ、それがとても残念でした。パンヌナのジナが優柔不断なところがあったので、今回はキッパリ芯の強い女性にしたのではないかと推測するけれど、全体的に彼女の表情が暗いので、ただ気の強い女みたいに見えたのが皆さんがヒロインが好きになれなかったと書いているひとつの要因ではないかと思います。途中からあんなにユ・ジホのことが好きになっていたことになって、いつ惹かれていたのか本当に疑問でした。

それから、チョン・ヘインくんはよかったけれど、彼の演じるユ・ジホは、あれ、胸張って子育てしてるって言えるのかな?って、終始イライラしてました。あの状況で「子どもは私の誇り」とか言って、同じことをシングルマザーがしてたらどんだけ叩かれるか。週末までバスケして飲み会に参加して、そりゃ恋愛もできるだろうよ。最後の方「ウヌがかわいそうでならない」と飲んだくれるならすぐ会いに行って!!って思わず呟いていました。これが同じ女性の脚本というのがとても悲しい。せめてラストでは3人のシーンで終わって欲しかったなぁ。それと、この監督の演出が雨とか雪とか桜とか自然の中のシーンが効果的に使われていたので、最後室内だったのもイマイチでした。
ストーリーも特に目新しさはなかったけれど、私はジョンインが彼の父であり、父の上司でもあるあの偉い方に堂々と自分の意見を述べている姿が同じ女性としてとてもカッコよく、韓国でもこういう女性を描くようになったんだ、と驚き嬉しかったのでそこを見て欲しいなあと思います。
LoveWooJu

LoveWooJu