てっちゃん

教場のてっちゃんのレビュー・感想・評価

教場(2020年製作のドラマ)
5.0
サスペンスと思っていたのですが、警察学校で起こる様々な事件・人間模様を描いた、見ごたえのあるヒューマンドラマでした。

「警察学校とは適性のない人間を振るい落とす場である」と語る風間(木村拓哉)。生徒たちは、風間の容赦ない追求で、次々と「退校届」をつきつけられる。実際に「適性」どころか、人として、そもそもどうか?という人物が紛れ込んでいたり、と教室での出来事には目が離せません。

一種の学園ドラマにもなっていて、生徒たちの「友情」「成長」も大きなテーマ。卒業試験、卒業式での風間からの「贈る言葉」、さらに卒業した生徒たちを待ち受ける前途。師と弟子の物語をきっちりと見せてくれます。
いいドラマでした。何よりも初老の鬼教官を演じた木村拓哉のこれまでにない、静と動のコントラストを見せる演技が素晴らしい。
新入生を迎えてのラスト。続編に期待大です。
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