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スカムのmashakoのネタバレレビュー・内容・結末

スカム(2019年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

杉野遥亮

リーマンショック後の2009年の設定。


『詐欺の子』
舞台は2019年の東海地方。一人暮らしの光代(桃井かおり)に、娘をかたる女から詐欺の電話がかかってきた。以前もだまされた経験のある光代は、警察のオトリ捜査に協力。現れた14歳の「受け子」、和人(渡邉蒼)の逮捕に貢献する。和人を送り込んだのは、「かけ子」の大輔(中村 蒼)と「見張り」の遠山(長村航希)。幼馴染の2人は、詐欺を「老人の『死に金』を社会に還元する義挙」と信じ、和人や玲奈(髙橋ひかる)をはじめとする、未成年の「受け子」を被害者の元へ送り込み、荒稼ぎを繰り返していた。和人の取調べが進み、遠山も逮捕される。様子を窺うため、裁判所へ傍聴しに行く大輔。するとそこに証人として光代が現れた。大輔は光代の証言を聞くうちに、金銭だけでなく、家族間の絆や生命まで奪われて行く被害者の実態を知る…。
『サギデカ』
「振り込め詐欺」「還付金詐欺」…あの手この手で市民を騙し、大金を奪い取る『特殊詐欺』犯罪者たち。2018年の全国被害総額、356億円。なぜ、これだけ注意喚起がなされても、被害が無くならないのか?なぜ、捕まるのは「受け子」「かけ子」ばかりで、詐欺グループのトップまでたどり着けないのか?そんなジレンマに愚直に向き合い、詐欺犯の実態に肉薄し、何としてでも摘発しようと心血を注ぐ、警視庁の女性刑事を主人公とした社会派ヒューマンドラマ。取材にもとづくオリジナル作品。犯人の若者達、被害者の老人達、そして刑事達。境遇こそバラバラだが、皆ある種「生きづらさ」を抱えている。それでも人は“一生懸命に生きていく”ということを、主人公の眼差しを通して描いていく。
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