中国ではだいぶ評判が悪いらしいが、「深夜食堂」好きとしては観るべきシリーズ。
漫画「深夜食堂」をテーマとして、日本版と中国版という2つのアレンジがあるようなイメージで観れた。どちらが良いとか言うことではなく、まったく別のシリーズとして楽しめる。
女優の話、ボクサーの話、エルメスさんの話がBest3かなぁ。
とは言え、ほぼ初めての中国連ドラ。見ると、中々不思議な、違和感と言っても良いようなことが多い。
1. ストーリーが一話完結では無く、0.5ずつ終わる。つまり、一話の途中では一つのストーリーが完結し、新しいストーリーが始まる。これはなかなか不思議な感覚。しかも1シーズン、40話!
2. プロダクトプレイスメントが激しい。中国では評判悪かった理由の一つがこれ。確かに、ペプシがメインで、シードルやヘネシーと言ったアルコール、それからフェイシャルマスクやスマホなど様々な商品が映り込んでくるし、ストーリーにも絡んでくる。
3. アメリカのドラマに良くある、今までのストーリー、みたいなセクションが冒頭に出てくるのはともかく(しかも長い)、最後に次週予告までご丁寧に見せてくれるのはどうなのかなぁ。オープニングテーマと合わせたら45分尺の10分くらいがこれに使われている印象。
4. 男はハンサムから不細工まで色々と出演しているが、女はほぼ皆美人。まぁ、女優役やダンサー役がいたりはするが、まぁやりすぎ…?
中国で最も評価が悪くなった理由が中国らしさが無い、と言うことらしい。夕食を一人で店で食べるなんてあり得ない、とか、マスターの作務衣は中国にはない!とか…。中国を知らないからこそ、中国らしいと感じるのかな?
とにかく、だいぶ楽しめました。韓国版もあるそうで、そちらも見てみたい。