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稲垣家の喪主のkmgのレビュー・感想・評価

稲垣家の喪主(2017年製作のドラマ)
3.5
映画関係なくなっちゃうんだけど、この間、じいちゃんが死んだ。たまたまなんですが、それはこの映画を見た3日後くらいのことで、突然、本当に突然死んじゃった。葬儀での喪主の挨拶は長男である父ちゃんが務めた。ここ最近、家の中でいろいろなことがあったから、父ちゃんの挨拶は形だけの事務的なもので、正直言うと寂しいとかあったかいとかそういう感じではなくて。なんというか、簡素な、いわゆる良い挨拶とか素敵な挨拶と言われるようなものではなかったんですよ。親に対して言うのもなんなんですけど。でも、父ちゃんとじいちゃんのことを表すには十分すぎる挨拶だったの。喪主の挨拶って、一般的なのがどんなのなのかそういうのはよくわからないけれど、いろんなことをひっくるめて、その人の人間性とか、故人との関係性とか、そういうものがぽろぽろ見えてくるんだなと思いました。不器用は器用なふりをしたって不器用なんだから、背伸びしたりごまかしたりしたり、そういうので虚勢を張ってばかりいてもしょうがないね。疲れちゃうし損するし誤解もされる。そんなんもったいないから頑張りすぎないでくれよなと思った。という日記。
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