俊吾

ファルコン&ウィンター・ソルジャーの俊吾のレビュー・感想・評価

4.9
最終回観て涙が止まりません

MCUの中でも『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』が最高傑作だと思ってる自分としては丁寧な日常パートの中にタクティカルな超絶アクションが挟まるという今作のトーンを見せられたら絶賛するしかありまへん

サムとバッキーが主役を務めるドラマということになってるけど、作品自体がスティーブ・ロジャースという男の信条をなぞったようなドラマシリーズ
盾を受け継ぐという重いプレッシャー、
暗殺者として洗脳されてた頃の記憶という別々の悩みに葛藤しながらもサムとバッキーが現代においてヒーローとして生きていくそれぞれの答えを見つけるために奔走する

そして新キャラのジョン・ウォーカー
人間味溢れる魅力的なキャラクターで絶対に嫌いになれない
2代目のキャプテン・アメリカという重圧に耐えきれなくなってしまった男
スティーブ・ロジャースにはなりきれなかったけど、彼の人間的な弱さを丁寧に描かれることによってどうしても感情移入してしまう
今作で一番泣かされたかもしれん


最終回の展開は現代のヒーローものとして満点の着地点
融和と互いへの理解を示唆する素晴らしい結末
この物語に本当の"ヴィラン"はいなかった
俊吾

俊吾