MasaichiYaguchi

Pennyworth/ペニーワース シーズン1のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

4.0
1960年代のロンドンを舞台に主人公のアルフレッド・ペニーワースが、後にブルース・ウェインの父親となるトーマス・ウェインの仕事を請け負う中で、英国転覆の陰謀を阻止する為に奮闘する姿をスリリングに描く。
1960年代、日本は高度成長期に沸き、東京オリンピックも開催されている。
一方、イギリスは高福祉政策によって不況に入っていて、1960年代~1970年代の「イギリス病不況」と言われる。
そんな低迷期のイギリスだから、かつての栄光を取り戻そうと暗躍するやからが登場することになる。
SASを除隊した20代の青年アルフレッド・ペニーワースは警備会社を立ち上げ、クラブの用心棒として働いていた。
或る日彼は、クラブで姉を連れ帰りに来たトーマス・ウェインというアメリカ人と知り合う。
裕福な会計士で医師でもあるトーマスは、実はCIAのエージェントとして英政府のクーデターをもくろむ組織"鴉の結社"を監視するという密命を受けている。
アルフレッドの腕を見込んだトーマスは、彼に警備を依頼をし、ここからアルフレッドとトーマスの長年に渡る絆、そして女王陛下の命をめぐる陰謀との闘いが始まる。
アルフレッド・ペニーワースは、後にDCコミックスのスーパーヒーロー、バットマンことブルース・ウェインの執事を務めることになるのだが、このシリーズは忠誠なる執事の前日譚を描いていく。