テレビ朝日のスペシャルドラマとして2016年に放映。
未解決事件として時効を迎えた1995年國松長官狙撃事件を材とした、永瀬隼介の「地下捜査官 狙撃」を原作としてドラマ化された作品。原作者の永瀬はノンフィクションライターでも有り、昭和の未解決事件の著作も有る。
尾野真千子を主人公とした破天荒な女刑事が、警察組織の闇に踏み込むという筋立てはありきたりな印象だが、事実としての未解決事件をどう描くかの興味に惹かれて最後まで鑑賞。
公安と内調という組織の内輪揉めに、女性とノンキャリアは数に入らないという主人公のポジションで強引に話を展開している様に見えた。
観終わって消化不良感から、NHKスペシャルのドキュメンタリー「未解決事件ファイル」の国松長官狙撃事件を思わず観てしまった。うーん迫力は此方に軍配。