よるこ

ぼくらの勇気 未満都市2017のよるこのレビュー・感想・評価

ぼくらの勇気 未満都市2017(2017年製作のドラマ)
4.2
20年後に会おう、あの約束の日の数年前、すっかり立派になった一級建築士のアキラと、コンビニバイトで司法浪人のタケルは寿司屋で出会う。
幕原の人工衛星落下地点に建設予定の図書館のことや、あと一回で10年がパーになる司法試験、実は拾ったお金で寿司を食べたことなど…アキラはタケルが使ってしまった3万を補填するためのお金を差し出してくれる。

それから数年後、晴れて風変わりな弁護士となったタケルと冴えない教師となったヤマトは幕原で再会する。他には誰も来なかった。思い出の地を歩くヤマトたちは、電話ボックスになってしまったユーリの墓や図書館、海を見る。
そこにアキラがいたが、様子がおかしく、財布を落としたという彼にお金を貸すが、その後音沙汰がない。
そして、長距離バスの運転手であの日参加できなかったキイチからの電話でヤマトがお金に困っていること、レストランオーナーになったモリやシングルマザーのスズコにも借金の申し込みをしたこと、会社を辞めていたことを知る。

モリはもう仲間だと思われたくないと、突き放し、スズコの夫は図書館建設の爆発事故で死亡していた。
政府が払った莫大な慰謝料に首をかしげたタケルはヤマトと共に、図書館を調べ、T幕原型ウイルスが蘇ったことを知る。
政府に付け狙われる二人。
なんとか止めたい、でももう自分たちは大人だから、ウイルスに感染したら死ぬ。
生徒に向けての告白動画でみんなを説得し、バスで乗り込み、図書館に再び忍び込む。
現れた生徒やゲームのチームメイト達の協力でウイルスが溶け込んでいる地下室の水を入手。
取引を持ちかけ、建設中止を確約させる。

アキラとモリのキャラ変わりすぎ、というか嵐の二人に寄せすぎな気もしないでもないけど、大人になったしなぁ。kinkiの二人が変わらなさすぎて。当時面白くて見てた一因の宝生舞はもういないけど、結構面白かった。
そして、建設中止時のあっさり感やちょっとご都合主義な感じは連ドラの終わり方と似てて、もやっとしなくもない。
あのヤクザみたいなヒゲは政府関係者だったのか?それにしても、復興対策本部が射殺とか、でもなんかそれがそこまで陳腐な感じがしないのは演出なのか演技力なのか。思ったより視聴率は行かなかったみたいだけど、懐かしさも相まって、とても楽しめた。
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