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社長室の冬 -巨大新聞社を獲る男-のaのレビュー・感想・評価

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歴史ある新聞社という泥舟をどうするかって話。

「私のことを恨んでいるのでは?」
「いえ、組織というのはそういうものかと」
すごい集中力、信念、ひたむきさ、独裁、カリスマ性。なのに客観性。

紙の新聞の衰退から目を背けるな、
日本のメディアの鎖国性を改善しろ、
ジャーナリズムとはなんだ、
どうやって記者はジャーナリズムを守るんだ
毎回毎回問いかける。
その娘はまた違う視点で。
仕事は見返りや答えがあるものだと思っているけれど、そう思わない人もいるんだな。

結末は、面白かった。
春は来ない。でも彼は負けていない。
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