このレビューはネタバレを含みます
「瓔珞」と「宮廷の諍い女」をみてからの視聴なので、髪を切るまでのまばらな史実をこう解釈するか、と。逆三行半。かっこよかったけど、如意の悲しい人生は救われない気持ち。
如意の女優さんがとても素晴らしい演技だったと思う。貫禄や怒り、忍耐や優しさ、淡々とした演技に見えるけど、じわっと滲むものがある。乾隆帝についてはイケメン使ってるぶん、ダメなスケベ皇帝っぷりがなんか。。そんなにスーパー賢帝で礼賛されとるのに、女心わからなさすぎ〜
瓔珞はまあ「エンタメだよ！」と分かって楽しむドラマなので、多少の物語な嘘は嘘としてノリが良く大変面白くハマったんだけど、そのせいもあって、
真反対をいく如意伝は、如意の物語としては楽しめたけど、歴史のドラマとしては少し納得のいかない部分も。子沢山の純妃があれっぽっちのことで冷遇されたのに、令妃が全部オカンのせいにして逃げた後もポンポン子供産むのとか。序盤も皇后でもなく子もいなかった如意をいちいち敵視しすぎでは？なにより朕が突然キャラ変わり？あれだけ執着したのに香妃の顛末には触れないこととか。
(無駄に歴史の知識が増えたのは瓔珞のせいで、ぜんぜんちがうドラマなのに、比べてしまうのは良くない視聴者ですね…。
ラスト、如意の黒い髪に、朕の白い髪、共に白髪になるまで添おうと誓ったのに、後悔と思慕を思わせるシーンだった。花は咲き、そして枯れて、季節が巡ってまた花が咲く。見る人はいなくなっても。
