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北の国からのAのレビュー・感想・評価

北の国から(1981年製作のドラマ)
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夏に富良野に行くからそのために全部鑑賞した。
子どもの心情の機微とか絶妙に言語化できない気持ちや愛情などを可視化して言語化して見せてくれるほんとうに巧いドラマ。痒い所に手が届く感動がある。

とにかく純と蛍がちょー可愛い。常に思考し、内省し、悩む純が愛しくて可愛くてもうずっとぎゅーしてあげたい。この子たちに足りてない愛情を惜しみなく与えたげたい。こんなに可哀想で不憫で大人の勝手に振り回されてる子どもたちだけど、伝説のテレビシリーズとして、ビックダディの最初の頃のように「親父の鏡」「日本の父親はこうあるべき」てきな美談として語られる父ちゃん・五郎。今の価値観で見るとあり得ないことの連続で、お世辞にもいい父ちゃんでもなんでもなく、金もないくせにしょっちゅう飲みに行き、不器用で子どもに苦労させ変な女に惚れたりして腹立たしい。「男なんだから」てきな発言も何十回も出てくるし嫌な田舎独特コミュニティの描写も連発する。けど、それでも懐かしくて毎回号泣してしまう。
村のみんな優しいし、子どもたちも男手ひとつで育てたなんてとても言えないほど、皆んなが助けてくれて。あったかく。
怒って泣いて笑ってほっこりして、本当に良いドラマ。
  

昔は悪いところいっぱいあるけど、いいところもいっぱいあるし、今の人たちが忘れてる大事な人と人の暖かさあるしなにより生きてる熱量が現代人の何倍もあるから、再放送してほしい。再放送できないけど絶対。

蛍のシーン、あり得ないくらい泣いた。小さな身体でよく頑張ってるなあ2人とも。
A

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