もちこ

チェルノブイリのもちこのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
5.0
ゲースロを超えた!との評判で、早く見たくて仕方なかった。3話まで視聴。

【1話視聴】
始まってわりとすぐ爆発が起きて1話目から緊迫感すごい。
原発で事故があったなんて聞くと「やばい。恐ろしいことが起きたかも」って思うのはチェルノブイリの事故を多少なりとも知ってるから。福島の原発事故が発生した時に不安に思ったのはチェルノブイリの事故が頭によぎったから。でもチェルノブイリ事故が起こった時、近隣に住む人たちは危険を感じてる様子はなく、外に出て原発の火事を眺めていた。「きれいね」なんて言いながら。消防隊は防護服なしで消火活動に駆り出される。危険性を知らされず、でも何か異様さを感じてる消防士の不安げな顔が赤く焼けていて胸が締め付けられる。目の前の現実も報告も人の命も無視して事態を悪化させていく上層部の人間には本当に反吐が出るよ。

【2話視聴】
1話では冒頭と終盤にしか出てこなかった主人公のレガソフさんが活躍し出す。最初の会議解散間際、よくぞちゃんと声をあげてくれたよ。彼がいてくれなかったら事態はもっと最悪なことになっていたかもしれない。ゴルバチョフさんも、意外とすんなりレガソフさんに聞く耳を持ってくれて良かった。炉を上から確認したシトニコフさんが顔を真っ赤にさせて戻ってきたのに未だに炉の爆発は有り得ないとか言ってたアホ2人組には殺意が沸いた。
車で線量計測しに行った大将とか、水蒸気爆発を防ぐための作業に志願した3名とか、ほんと尊い。あのアホ2人組に行かせたいわ!最後の耳障りなガイガーカウンターの音、放射線の影響で消えていくライト、真っ暗闇の中で焦る呼吸音は本当に恐怖だ。そしてそこで終わる…なんて終わり方よ…!

【3話視聴】
ガイガーカウンターの音から再び始まる。真っ暗になってどうなっちゃうのと思ったけど手巻きライトで明かりを取り戻し、無事にミッションを終えて帰ってきた。良かった!良かったけど。。
炉心を冷却する熱交換器を設置するために集められた炭鉱夫たちは、トンネル内が高温でも送風機が使えず、真っ裸になって作業する。すごい絵面である。なぜ帽子だけはつけてるんだろう(笑)絵面は笑えるけど、彼らも被曝していると思うと笑い事じゃない。作業後のこと補償してくれるのかって問の答えも「わからない」で切なすぎる。
そしてドラマ内で最も胸を抉られる描写であろう、1話で被爆した原発運転員達と消防士の悲惨な末路。ワシリーとリュドミラは病院で再会するけど、その時は潜伏期で元気だったワシリー。けれどすぐに急変してどんどん無残な姿に変貌していく。正視するのがキツイ。溶けていくってこういうことなのか。大事な人のこんな姿、とても耐えられない。看護婦の指示を尽く破るリュドミラ。ワシリーは免疫壊れてるのに、無菌室にそのまま入っちゃうのはまずいんじゃ!「火傷でしょ?」って言ってたのは、まだ被爆ってわかってなかったのかな?情報統制されてるから?でも妊娠してるかの問に嘘ついてたし、何でだろう。ワシリーの遺体は鉛の棺に入れられてコンクリートで埋められた。死んでなお隔離されなければいけないなんて。
トプトゥーノフとアキーモフも凄惨。アキーモフは足元らへんしか映らなかったけど、顔がなくなってたっていうウラナのセリフだけでも怖すぎる。顔はないけど喋ってたから、、どんな状態なのか想像もできない。モルヒネもきかないって言ってたし、苦しむ前に安楽死させてくれって思っちゃうよね。。