チェルノブイリの法月のレビュー・感想・評価

怖い....　重苦しいものが、じわじわと腹の底に溜まっていく。
チェルノブイリ事故が起きた当時、日本でも「雨の日は外に出るな」と言われてたことを思い出す。
「放射能混じりの雨にあたるとハゲるらしいぞ」なんて、冗談のように語っていられたのは、所詮、海の向こうの遠い国での事故だったからだ...

嘘の代償は必ず支払わされる。

政治家の権威を保つために嘘をつくのはやめてくれ。
科学者の真摯な態度と行動には敬服。
わからぬままに最前線で作業に当たった労働者には同情。