小学生時にこの事故について知って原子力発電の怖さに慄いたが実際現地で何が起きたのか詳しく知り得る事は勿論なかったので今になりこうやって非常にリアルに再現されたドラマを観られることが有り難くとても意義を感じる。全5話のショートドラマながら1話ごとの重さがとてつもない。事故発覚後の責任の擦り付け合いが終始見苦しいが自らの命をもって対応にあたった人々(リクビダートル)の覚悟にただただ頭が上がらない。最後のシーンは本当にやるせなくて、上司からのパワハラに自己の正義感を捻じ伏せられた経験を一度でもした事のある人は共感し過ぎて観るのが少し辛いかも。
著しい地球環境破壊の速度を緩める為にCO2排出削減を目指す中で、資源の少なく気候的に自然由来の再生可能エネルギーによる発電が容易ではない日本で電力は原発頼りになってしまうのが頭が痛い。
