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チェルノブイリのnsk55のネタバレレビュー・内容・結末

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の実話。事故発生から関係者や消防に携わった消防士や病院関係者、周辺住民が被曝していく様が生々しく改めて放射能の恐ろしさを痛感する。

全5話で蛇足ない話の構成や、当時の事故の再現性、映像の美しさ、音楽の使い方などどれも素晴らしく、目を背けたくなるシーンも多いけど最後まで目が離せない。

そして、レガソフ博士が訴える「毎時広島原爆の倍の放射能がチェルノブイリ原発から放出されている」という数字に驚いた。あの広島原発の倍の放射能が出続けるなんて、どんなに恐ろしいものか、戦争被曝国である日本人であれば、それがどんなに凄まじい事故であることは分かるだろう。


レガソフ博士はこの事故の処理にあたった後自殺してしまうのだが、その命がどれだけの人を救ったかと思うと彼の功績と勇気に胸が熱くなる。
沢山の人に、この作品を観て感じて欲しいと思う傑作。
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