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チェルノブイリのnonのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
5.0
上層部と現場の温度差、犠牲になるのはいつも何の罪もない人たち。地下の排水作業や屋上の最も危険な地域での作業を人を犠牲にして行ったことが重い。
コロナ下でオリンピックを開催しようとしている日本とも被る。
そして、人の犠牲だけでなくペットなどの動物の殺処分を行っていたことも知った。バリコが親子の犬を見つけたシーンは涙が止まらなかった。

最終話『真実』で、ボリスが小さな虫を見て“美しい”と呟くシーンに胸がギュッとなったし、法廷でのヴァレリーの言葉が重く響いた。

ボリス役のステラン・スカルスガルド氏とヴァレリー役のジャレッド・ハリス氏、とてもよかった。

今作を観て、原発の仕組みもなんとなく分かったし、どんなにウソを塗りたくっても真実は消えないことも分かったし、命の大切さも、人の大切さも教えられた。
観れる人はみんな観た方がいいと思った。
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