原作未読。背後に出演者2人と邦ドラを蛇蝎のように憎む家人を置いての一気視聴。なぜそんな苦境を忍ぼうと決心したかと言うと小林薫と松田美由紀の佇まいが不穏だったから。2人は見事に期待に応えてくれました。この2人のパートは見る価値ありです。
ストーリーは宮部みゆき節で母が聞かぬ我が子にどう対するかというテーマをコントラストも鮮やかなサスペンスに仕立てたもので映像化に向いている。ただし製作者側がそこをちゃんと捉えているかが疑問。まずゆるゆるの時代考証が全てを台無しに。様々なドラマからかき集めた場面を継ぎ合わせたパッチワーク作品。演者も『いつもの』をやっている人が多数。ダレ場多数でとにかく長い。ディスカッションとかなしに作られたのだろうなぁと推測される。
「現場は楽しかったのかなぁ？作るのは楽しいことだと思うんだけどなぁ」と言う言葉を家人に頂きました。
