・松尾スズキが伝えたかったこと
5話目の後半、最後の面会で松尾スズキは自分が担当した死刑囚の内、死刑が執行された二人の話をした、一人は最期まで社会を恨み続けていたが、もう一人は・・・
事件の動機に虐待関係無くないかとか、里親の元では生まれ変わって良い暮らししてたんだし、事件と虐待全然関係無くないかとか、ずっと虐待がなんで事件と関係あるのか納得いかんかった
が、松尾スズキが伝えたかったことで、やっと本作のテーマが虐待を含め根深いところにあり、タイトル通り -ある殺人者の回心- がテーマだったんだなと思った
その辺はお見事という感じ
と、同時に、死刑だろうと無期懲役だろうとどっちでもよかったんじゃないかという気もしてきた
そこに至るまで、約50分が5話もあって、ずいぶん長かった
・細かい点の感想
虐待する父親の爆発寸前オラ虐待するぞオーラがめちゃくちゃ怖かった、普段のシロアリ詐欺の営業してる姿までこの人怖過ぎな所が凄い
里親のおばちゃん良い人だけど子供を叱らな過ぎるのもそれはそれで怖いよ、仏壇なぎ倒してんのにその反応は無いでしょ
松尾スズキの演技凄いなあ
北斗の人も最後凄過ぎたな、魂が入ってた
あと、あまりストーリーと関係ないけど「遺伝子上の親」っていう言い方が物凄く嫌だなあと思った、どんな理由があれどそんな言い方やめて欲しい、なにか別の言い方にして欲しいと思った