「僕を死刑にしてください」
親に虐待され、愛を知らずに育った少年は、愛を知り、そして殺人を犯した。彼に何があったのか…彼の少年期、青年期、そして裁判を描いた作品。
子供が虐待を受ける作品はそこそこ観てきたけど、このパターンの虐待は初めて観た。吐き気がするほど気持ち悪くて胸糞悪くて、こんな環境で育ったら正常ではいられないと思う。
そんな彼が、運命の出会いよって愛を知る事が出来るようになるのに…起こってしまう悲劇。重くて重くて辛すぎる。20歳の青年なんて、まだ子供なのにと思うと涙が止まらなすぎて…観ていてほんっとに苦しかったです。
観終わったの昨日なのに(；；)
レビュー書いてまたボロボロ泣いてしまう(；；)
そして裁判での丁寧な心理描写。加害者の北斗はもちろん、被害者家族などの気持ちを良い意味で長々と聞く事が出来ます。
裁判なので量刑は決めないといけないし、罪を犯した加害者が悪いのは分かっているのですが…ほぼ全員の気持ちが分かる。共感してしまう。仕方ないと思ってしまう。分かるよと思ってしまう…だから辛い。生々しく感じました。
先日観たドラマでもあったけど、貧困ビジネスって本当にクソ。貧困層や病気の人騙してよく平気でいられるもんだな！気が狂ってるとしか思えないわ。
中山優馬の演技は初めて見たけど、難しい役だっただろうに、彼の演技力があったから北斗に感情移入出来た。素晴らしかったです。
伊藤沙莉好きなんだけど、逆にこの伊藤沙莉はちょっと大根感あったかな。なんか軽く感じてしまった部分があった。
