げんげん

今際の国のアリスのげんげんのレビュー・感想・評価

今際の国のアリス(2020年製作のドラマ)
3.8
Netflixドラマ。全8話。国語力なくて分からなかったが『今際』は『いわぎわ』ではなく『いまわ=死際』の意味。つまりデスゲームのドラマ。

ゲーム三昧なニートの主人公。渋谷で友達3人で遊んでいた際、突然の停電に巻き込まれる。停電後、街は無人化しており、残った少数の人間で生き残りをかけた様々な『ゲーム』に参加させられる。

異世界の雰囲気やゲームアナウンスが『GANTZ』っぽいし、ゲームの雰囲気が『ライアーゲーム』っぽいし、参加者の回想を混ぜながらの生き残りゲームは『バトルロワイヤル』っぽい。面白いものの、よくもまぁこんな既視感ありありの原作を作ったものである。

評価できるのがゲームルールが分かりやすいのとゲームにちゃんとオチがあること。
ゲーム内容と難易度はトランプになぞられており、数字が難易度と生き残り日数。記号がゲーム種類。♣︎はチーム戦、♠︎は肉弾戦、♦︎は頭脳戦、❤︎は心理戦。バリエーションがあるのでGANTZであった『ゲームのつまらなさ』がここにはない。

1話が雑居ビル
2話が団地
3話が植物園
4話が高速のトンネル
と舞台もバラエティに飛んでいる。

前半は1話1ゲームでとんとん進んでいくが、後半から続きものになり、テンポとスピードが乱れる。ゲームが始まるまでに1話使ってしまう回もあり、前半のテンポの良さに慣れてしまうと後半が少しダルくて早送りしたくなってしまう。

これ、何でヒロインが土屋太鳳なのかなと思ってたけど全力疾走で走るシーンが多く、なるほどこれは土屋太鳳だわーって納得する。山崎賢人、どんどん藤原竜也みたいになっていってるけど大丈夫か?

シーズン2が決定したようで、何だかんだで楽しみ。
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