とても面白くて一気見。といっても4話しかないからあっという間。4話しかないのが逆に残念。もっと見たかった。
高岡早紀さん演じる"百合"。無機質な空間に佇む色を纏った百合。その対象さが返って彼女の孤独を際立たせていたように思う。
百合の笑顔が怖かった。目が笑っていないんだもの。笑顔を向ける相手が真由子であろうと誰であろうと。自然に作られた笑顔ではなくあえて作った笑顔。偽りの表情。そんな偽りの仮面をつけ続けていた百合。彼女が本当の姿を見せられたのは誰一人としていなかったのではないだろうか。
真由子のものも全て自分のものにする。真由子への執着心が物凄く、恐怖しかない。きっとあそこまで真由子に執着したのは彼女が"愛"を与えられないまま育ったことが関係していたのだろう。
百合たちがあのプール付きの家に引っ越して来なければ、あんな不幸は起きなかったのに……運命って残酷。
【印象に残ったシーン】
・無表情のままアイスピックで氷を割る百合
・縁側に座る浴衣を着た百合
