ろく

グーグーだって猫であるのろくのネタバレレビュー・内容・結末

グーグーだって猫である(2014年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

犬童監督も好きだし(ジョゼ虎ね)
宮沢りえも好きだし(この人は年とってからのがいい感じになった)
大島弓子も好きだし(原作も好きだし)
で猫も当然好きなんで

好きに決まっているじゃん、こんなドラマ。グーグーを宮沢が引き取ってから死ぬまでの話、全四話。ああこんな短くていいのって思ってしまう(と犬童監督も思ったのか、第2シーズンも撮られている)。

1話★★★★
グーグーをホームレスの老人から譲り受ける宮沢。もうとにかくホームレスの懐に入って顔出しているグーグーが可愛いの。その前には宮沢の飼い猫、サバの死も。このドラマは猫の死から(次の)猫の死までを描くのよ。

2話★★★
宮沢が津田沼まで出かけてちょっと命の洗濯。大したことない話なんだけどドラマはこれくらいがいい。ロッチ中岡の演技がかなりポンコツなんでちょっと苦笑だけどそれ以外はゆるく楽しめる。野鳥を見る趣味ってなかったんだけど、こんなの見ると写真撮ってみたいと思う。

3話★★
宮沢若いころの話。猫はあまり出てこない。残念。友人とのちょっとしたすれ違い。なんで「漫画」を描くようになったか。それはこのころからなのかしらん。

4話★★★★★
もう最後は泣いちゃうじゃん。だってグーグーも動けなくなってきてじっとしていることが多くなって。そんなグーグーを見て宮沢が言う。
「臨終か」と。
猫とともに生きているんでなく、猫に「生かされている」のかもしれないね。だって僕らは一人で生きていけないもん。好きなものがあるから「生きていける」のではなく、好きなものによって「生かされている」のかもしれない。グーグーのおかげで賞を受賞する宮沢。
「ありがとう、グーグー」
そう言う宮沢の気持ちがグンとくる。ああいいドラマだなぁ。猫飼いたくて仕方なくなってしまったよ(マンションなんでそれが難しいのが無念)。猫好きならぜひ見て欲しいドラマだよと思ってしまった。

当然第2シーズンも見る予定。ゆったりと見たいドラマ。最後猫まみれでいる宮沢をなんともうらやましいと思って見てましたよ。
ろく

ろく