よもよもよもこ

補佐官のよもよもよもこのレビュー・感想・評価

補佐官(2019年製作のドラマ)
4.5
「サバイバー60日間の大統領」「秘密の森」と見てからの「補佐官」。先の2つのドラマは、罪を犯しながらも情状酌量の余地ありだったり、誰が犯人かわからない多くの伏線があったりと複雑だったけれど「補佐官」は私腹を肥やす権力者とそれに立ち向かう人たちという構図でそういう意味ではわかりやすい。だからといって単純という訳ではなく、あの手この手のだまし合い。どんなに圧力をかけられても踏みつけられても屈せず道が閉ざされたら、即座に新しい道を探し続ける。

「政治家は一筋の光になるべきで、光を照らすためには闇の中に入らねばならない」

その闇は深くて恐ろしい。沼に足を踏み入れもがき苦しむけれど、止まったら沈む。壮絶な展開に私も足を止めることなく一気見。(またもや目が痛い)

韓国の権力構図が垣間見える作品という意味でもおもしろい。
少し前に韓国で大きなニュースとなった法相vs検察の話もこのドラマを見てから振り返るとまた違う重みが。