このレビューはネタバレを含みます
井上真央といえば花より男子で元気いっぱいの若いお姉ちゃんと言うイメージだったけど、お母さん役がすごくハマっていたので観てよかった。
寅さんもさくらもどこか面影があるようなキャスティングで良かった。
しかし映画版の純情編でさくらが別れ際にくれたのは真っ赤なおはじきだったと語っていたシーンが無かったので、そこは入れてほしかった。
《↓以下好きなところ↓》
・夫の不倫相手の子を愛して育てるだけでなく、
大口叩いて虚勢を張って嫌味を言い挙げ句の果てに外の女に子供を産ませるクズ旦那も、
実は誰よりも脆く自分の気持ちを伝えるのが下手くそで不器用な人だと見抜いて大切にする底知れぬ包容力。
・男はつらいよの空気感や登場人物の言動から大切にして作られた雰囲気作り。
・坪内先生が出ていたのと、先生の家の窓辺の椅子も映画を模してくれていた点。
・井上真央がどっしり構えてて繊細な所を感じさせないようにおおらかに笑ってるお母さんで演技力。